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オペラ徳島《愛の妙薬》

執筆者の写真: Emi NorimatsuEmi Norimatsu

更新日:2025年1月1日


終演いたしました! ご来場くださいました皆様、 ありがとうございました! 【NPO法人オペラ徳島公演】

G.ドニゼッティ作曲 オペラ『愛の妙薬』

全2幕(イタリア語・日本語字幕付)


2024年12月22日(日)13時30分開演予定

あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)


《指揮》    中井章徳

《演出》    松本憲治


ネモリーノ   藤田卓也(藤原歌劇団 正団員)

アディーナ   乗松恵美(藤原歌劇団 正団員)

ベルコーレ   成田博之(東京二期会)

ドゥルカマーラ 片桐直樹(関西二期会)

ジャンネッタ  楠野麻衣(藤原歌劇団 正団員)


オペラ徳島Facebook(稽古の様子などを詳しく更新くださっています😆)


愛の妙薬、終演いたしました!実に10年ぶりのアディーナ役でございました。

今回は「幼馴染のネモリーノのことは大切に思っているけど素直になれないアディーナちゃん」というキャラ設定で演じさせていただきました。


オペラ冒頭トリスタンとイゾルデのお話朗読のシーンは、村のみんなのことが大好きなアディーナの読み聞かせ。幼児教育科教員の経験が役立ってくれている気がする1シーンです(笑) そこに現れるイケメン軍曹ベルコーレさま😍みんなウットリのイケメンぶりでございます!

恋に焦ったネモリーノは、村にやってきたインチキ薬売りドゥルカマーラから「愛の妙薬(本当は安物のワイン)」を購入し、この薬を使えばアディーナと両思いになれるはず!と気が大きくなります。(実は酒に酔っているだけw)

いつもアディーナを慕って後を追いかけてくるはずのネモリーノが、愛の妙薬を手にしたことで急につれない態度をとりはじめたことに腹を立てたアディーナは、当てつけのように「別の人と結婚する!」と言いだします。

結婚相手のイケメン✨軍曹さまとネモリーノちゃん。大好き過ぎるお二人です。

我ながらイライラ💢キーー!のシーンが怖くなりすぎないように気を使いました(笑)


賑やかな結婚式の宴。宴の余興に花嫁アディーナを誘うドゥルカマーラ。

ドゥルカマーラさまとの二重唱のシーン、楽しくって大好きになりました!


結婚式に顔を見せなかったネモリーノは、妙薬の効き目が足りなかったのかもしれないと考え、追加で妙薬を買うお金を手にするために兵隊に入隊することを決意します。兵隊に入るということは自分の命をかけることになる、とわかっていながらもアディーナの心を得るために決意するネモリーノ。

一方、僅かな金銭のために自分の命を粗末に扱おうとしているネモリーノに怒りを覚えるアディーナ。真剣にそのことを話そうとしても妙薬で酔っ払ったネモリーノは話を聞こうとせず、怒り心頭!


追加の妙薬(ワイン)に泥酔して女の子たちに囲まれてご機嫌に去っていくネモリーノにプンプンに怒るアディーナは、ドゥルカマーラからネモリーノが命をかけた理由はアディーナの心を得るためだったと聞き、感動と後悔で泣き出してしまいます(今回演出家の許可のもと、ギャン泣きモードにしてみましたw)

自分のために命をも惜しまないほどの愛情を注いでくれるネモリーノに、ようやく素直に心を開いて、自分の想いを告げ、二人ははっぴーえんど・・・というストーリーです。


10年前も「村一番の可愛い娘ちゃん」という役どころはだいぶオナカが痛かったですが、さらに「10年分お姉さん」になってからの今回のアディーナ役。。。🤣

ある意味「10年分図々しくなった」わたくし👹は「カワイイという役なので、そのつもりで見ていただいて(圧)」という周囲への恫喝を加えつつ本番に向かわせていただきました(笑)


オペラ徳島のみなさんはもちろん、共演のみなさんが本当にお優しくて、稽古の間、本当に楽しくって幸せ過ぎる数ヶ月を過ごさせていただきました。

このわたくしの嬉しそうな爆笑笑顔でお分かりいただけると思います(笑)

そしてー!今回の1番の記念品💗オペラ徳島オーケストラさんオリジナルTシャツ!を分けていただきました!オーケストラのみなさんとお揃いです!

稽古合間に結婚式シーンのご馳走の小道具のクオリティーが高すぎてハシャぐ女子たち(笑)


こちらはゲネプロ前の場当たり時の様子です

大好き過ぎる共演者のみなさんに囲まれて我ながら嬉しそう過ぎて笑えますww

開演前、兵隊役のみなさんがお客様をお迎えくださっています。今年も会場いっぱい、満員御礼で追加席にも座りきれず、お断りさせていただいたお客様がいらっしゃったとか。。。いつもながらオペラ徳島さんの観客動員数は感動的でございます!

終演後は、ロビーでお客様にご挨拶させていただきました。

お客様をお見送りさせていただいた後、最愛すぎるキャストの皆さんとの記念撮影です!


公演翌朝、徳島新聞様に、オペラ公演の様子を掲載いただきました。

一番大切な人が命を粗末にしようとしていることが許せなかったアディーナ、そんな彼女への愛のためなら命も惜しくないと願ったネモリーノ、ネモリーノの本当の想いを知ったアディーナが、ネモリーノが生きていてくれればそれだけで構わないと願った想い・・・正に「いのち」の意味を全力で表現したかった想いが、御覧くださったお客様に届いた気がして、嬉しくて泣きました。


この数ヶ月がどれだけ宝物な時間だったことか。。。

10年前に徳島で同じ演目を歌わせていただいた時は、楽しむ余裕なんぞ1ミリもございませんでしたが🤣今回は「10年分おねえさん」になっただけ心臓に生える毛量も増えたということでございましょう(笑)


10年間の間に、いろんな演目や素晴らしい共演者のみなさまとの出会いや、みんなが一致団結して乗り越えたコロナ禍、いろんなことがありました。

それら全てにお礼を申し上げる機会を下さったオペラ徳島の皆様、本当にありがとうございました!


さあ!来年も良い年にするべく!富豪銀行家の恐妻役に向かい合いたいと思います!



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