こうもり思い出写真館
- Emi Norimatsu
- 4月8日
- 読了時間: 3分
更新日:4月9日
2025年2月23日、広島シティオペラさんの《こうもり》公演が終演いたしました。
思えば、わたくしのオペラキャストとしての初めての出会いは、《こうもり》のロザリンデ役のアンダースタディーでございました。まだ体力もモリモリ元気だったころ(笑)のお話でございます。
アンダースタディーというのは、本公演の本番に乗ることはできないものの、本役キャストの方が稽古に欠席されたりした際にカバーとして歌わせていただける、という役割です。
大学院在学時、オペラ専攻ではなく独唱専攻だったわたくしにとっては、まさにイチから研修生、といった感じで、キャストの方々の稽古を間近で勉強させていただける最高の機会でございました。
この初めてのアンダースタディー時、たまたまロザリンデ本役の方が体調を崩されることがあって、通常よりも沢山音楽稽古や立ち稽古で歌わせていただける機会をいただきました。
その時のロザリンデ役の方が終演後に「お世話になったから」とおっしゃって、可愛いクマさんのお人形をくださったのが、もう、うれしくてうれしくて(笑)
・・・超絶美人の憧れの先輩からのプレゼント、萌え度300%増しでございました。
それから、オペラ徳島さんとのご縁をいただいて、爆笑関西キャスト勢の方に紛れ込む「お転婆恐妻ロザリンデ」を2回経験させていただきました。
オペラ徳島さん1回目(2009年)、我ながら驚くほど、若いです(笑)
オペラ徳島さん2回目(2023年)15年も経って、「イロイロ」大人になりましたw
さくらぴあ市民オペラさん(2018年)でのロザリンデ役は、アイゼンシュタイン旦那様役の下岡寛さんに、本当に沢山助けていただきました。寛くんは、色んな稽古場でいつも周りの人を和ませてくださる方でした。みんなに、神様に、とても愛された人で、駆け足で天に帰ってしまった寛くん。
今でも、広島のオペラの稽古場のどこかに彼がいてくれるような気がして、いつまでも話題に出してしまいます。もちろん、今回のシティオペラさんの稽古の時も、忘れることができない人として、何度も話題になりました。

この謎すぎる怪しさ全開の奇術師は、リハーサル中のものです(笑)
そして今回のロザリンデ!なんと、5回目にして初のドイツ語上演!
最高に可愛い!だけでなく、とっても素敵なお人柄のアデーレ💗神田さやかさん、大好きすぎるキャストのみなさま!
毎回、いろんな人の人生を疑似体験させていただける「舞台」というお仕事は、本当に幸せなお仕事です。
ロザリンデ役も、演出によって毎回いろんなキャラクターになりますが、共通しているのは「結局旦那様が一番大好き」ということ。今回も、最高に楽しく幸せなロザリンデを生きさせていただきました!
お世話になりすぎた皆様方、本当にありがとうございました!

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