top of page
執筆者の写真Emi Norimatsu

広島県高等学校独唱コンクール 審査

更新日:2020年9月6日

2020年9月5日 

会場;広島文化学園大学長束キャンパス

主催;広島県高等学校音楽連盟


お盆を過ぎても酷暑がつづいていましたが、ここ数日は、朝夕にすこし秋らしい気配を感じるようになって来ました。 まだまだコロナに油断できない状況下ではありますが、主催者の方がソーシャルディスタンス・消毒等の万全の対策をとってくださる中、第35回広島県高等学校独唱コンクールが無事開催されました。

広島県下の各地から参加くださった高校生19名のみなさんの演奏を審査させていただきました。


本来、毎年大分県竹田市で開催される瀧廉太郎記念 全日本高等学校声楽コンクールの県予選になるはずの大会でしたが、今年はこのような状況下ですので、県内のみの独唱コンクールとなりました。

声楽を学ぶ高校生の登竜門とも言えるこの大会の歴史は長く、実はわたくしも遥か昔(笑)高校生の頃、出場させていただき、県代表として大分まで行かせていただきました。


伴奏をしてくれる同級生の親友と、引率の先生に連れられて新幹線と電車を乗り継いで行った豊後武田までの旅程は、それはもう、ワクワクいっぱいでございました。

歩くと突然荒城の月のメロディーが流れて驚かされたトンネル😱、石段でコケそうになった岡城址🏯、大分名産カボスジュースを頂いて、翌朝飲もうと宿泊先のホテルの冷蔵庫に入れていたら、朝には精算のために冷蔵庫にロックがかかっていて取り出せなくて半泣きになったり😂(時代の古さが際立つ逸話ですね。一応平成でしたよ!笑)

優秀賞の副賞でいただいた大分名産の巨大な姫だるま🎀は、今も我が家でほっこり笑顔を見せてくれております。


こうして数十年経っても、記憶を辿って笑うことが出来る想い出を作らせてもらえたのは、本当に幸せな経験でした。今の時期、本来出来ると思っていたことが叶わなかった高校生のみなさん、音楽だけでなくスポーツのクラブも含め、特に高校最後の大会を縮小と言う形で迎えることに、涙を飲まれた3年生のみなさんは、本当に言い尽くせない思いが有るだろうと思います。


それでも、ひとりひとり思い思いに音を紡ぐ生徒さんたちの様子は、そこに存在しているだけで爽やかな明るさを届けてくれる、私たち聞き手にとっても、尊い時間でした。

コンクールという性質上、順位を決める必要があるので、減点加点ポイントを探しながらの聞き方になってしまうのがなんだかもったいない気さえしました。

全員の頭をナデナデして直接お話ししたい欲求にかられましたが(セ●ハラ妖怪)、「そーしゃるでぃすたんす」が、不気味行動に走りたくなるわたくしの衝動を抑えてくれました(笑)


19人の高校生の精一杯の8分間に、審査に加えてお一人ずつに宛てた講評コメント✏️を書かねばならないので、脳が休まるヒマがなく🤪、数時間、手も脳もフル回転でございました。

まーまーの脳疲労状態🎃(笑)でございましたが、前向きな若人たちのために注ぐ気力💪✨による疲労は、どこか心地よく感じます。


こういう状況でなければ、間違いなく帰り道に甘味処🍓に駆け込んで給水チャージタイム🤪🌀をとる私ですが(笑)、のんびり愛車の車中でコンビニの美味しい淹れたてカフェオレ☕️と主催者さまに頂いたチョコレート🍫で脳を癒しながら帰りました🚗♫


今日のわたしを幸せにしてくれた19人の天使ちゃんたちに、必ず、大きな励ましがありますように。

彼らが歩もうとする音楽の道が、険しくとも幸せを実感できる道でありますように。

今日私が彼らからいただいた励ましを、彼らにお渡ししたアドバイスに恥じない誠実な音を目指すエネルギーに変えて行けますように。


10代の彼らも 40代のわたしも 音楽のかみさまの前では 同じ

背筋をのばさねば と 心奮わせた1日でございました✨


閲覧数:263回0件のコメント

Comments


bottom of page