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  • 執筆者の写真Emi Norimatsu

プーランクを探して

ここ数年、自身の演奏の中でフランシス・プーランクの歌曲《平和を祈るPriez pour paix》を演奏する機会が増えまして、アウトリーチプログラムとしての発展の可能性を模索すべく、プーランクについての調べ物をしておりましたところ、敬愛する某マエストロから、「プーランクの書籍に乗松さんの名前があって驚きました」というお知らせをいただき・・・


二度見で私の方が驚いたのはいうまでもございません・・・😂

もう10年近く前になりますが、当時お勤めしていた大学の紀要にプーランクのオペラ《カルメル会修道女の対話》に関する拙文を寄稿させていただいたことがございます。

同僚の先生の「大学の紀要なんて投稿したが最後誰も見ないから大丈夫👍」というお言葉を真にうけて、「そんならまぁ・・・」とこっそり書いた拙文が、何年経っても付いて回るとはーーー😱ずかしくて気絶しそうです(笑)


で、早速ウワサの本を入手いたしました。古書でしか買えないので、定価の3倍ほどの高価格になっていて驚きました😵が、記念品と思って購入。


久野麗 著

『プーランクを探して ー音楽と人生とー』


プーランクの生涯と作品について多くのエピソードを交えながら詳細にまとめられた本でした。

プーランク研究をされる方の大事な参考文献の一つとなるであろうこちらの書籍・・・

・・・の中に、わたくしの名前がチラリとでも掲載されているかと思うと、それはそれは大変恐ろしい想いなのですが・・・(冷汗)









あ・・・ありました😂

発表した文章も演奏も自分の手元を離れてしまったら一人で歩いていくもの・・・とは言え、どえらいところに珍入してしまったのですね、わたくしの拙文よ。


わたくしがオペラの勉強を始めて間も無くの頃、某ホールの柿落とし公演《椿姫》で、ホール裏に迷い込んでしまった工事業者らしき作業着の方が、2幕途中で舞台上の窓の向こうに珍入して、超シリアスなシーンで客席をどよめかせてしまったエピソードに記憶が重なり、、、背筋を静かに汗がタレます😂




今回、自分が数年ぶりにプーランクについて調べようと思ったのはたまたまなのですが、改めて、自分の文章ももう一度読み返してみようと思います。(2度と読み返すことは無いと思っていたけれど。笑)

ある意味、プーランクともう一度向き合う運命だったのかもしれません(笑)


演奏者だったり研究者だったりする中で、学生さんたちのお世話をする時間は、子育て体験のようで私の人生の励ましの一つになっているのですが😊、、、先日、また一つ、研究室の落書きが増えましたww 可愛くてヘラヘラしてしまいます(笑)


可愛い愛娘愛息子たちにも、10年後にびっくりするような楽しい未来の一コマがあるかもしれない、そんなタネ撒きになるいまの時間を過ごしてもらえますように。応援したいと思います。


そして、自分自身の10年後にも「あの時もう一回勉強しといてよかったなぁ」と思える一コマがあると、楽しそうですね。たねまきたねまき(笑)




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